【永久保存版!】現地駐在員が送る「シュノーケリングガイド」

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駐在経験のあるパラオとモルディブを比べてみると?

パラオは基本的にビーチがないので、シュノーケリングをするためには現地旅行会社が催行するツアーに参加しなければなりません。〇時にホテル前集合、〇時にボートで出発、ポイントに着いたら参加者全員でガイドさんに導かれてシュノーケリング。はい、1時間経ちました、次のポイントに移動です。…というように。団体行動で自由がありません。

シュノーケリング

自分の部屋からポンと飛び込んで目の前の海を楽しんで、疲れたら上がってきて、という自分だけの時間を楽しむ贅沢ができるのはモルディブならではです。シュノーケリングを気軽に楽しみたいなら絶対にモルディブの方がおススメです。

1. 基本的な考え方

タコ
ロブスター

海の中は魚やカメたちの生活の場で、シュノーケリングではそれを見させてもらっている、ということ。
魚たちはただ穏やかに暮らしているので基本的には人間を襲ったりはしないです。
ただ、むやみに生活の場を荒らされたら攻撃してくるのは当たり前なので、彼らを刺激しないようにシュノーケリングを楽しみましょう!

魚は敵から身を守るため、いろいろな工夫をしています。色をカモフラージュしていたり(写真(上)のタコ、分かります?)岩陰に隠れていたり(写真(下)ロブスターは二匹いますよ!)します。攻撃されるととげをだすハリセンボンもいます。

ぱっと見ただけでは死んでいるように見えるサンゴでも、表面にサンゴの赤ちゃんが付着していることもあります。絶対にフィンで踏んだりしないように。海の中では人間も二足歩行をやめて魚の姿勢になることが大切です。

魚

2. 注意

注意

高い波がある時、潮の流れが速い場所には近づかない。禁止場所では泳がない。一人では行わない。やむを得ない場合はスタッフに声をかけておく。

心配な場合はライフジャケットを着ける。…ライフジャケットを付けると軽く潜ったり不自由さを感じることもあるので、少し慣れている人はライフジャケット無しの方がいいのかも。

3. 海に入る前にするべきことのおススメ

おススメ

シュノーケリングセットを借りる時に、ダイビングセンターかウオータースポーツセンターでシュノーケリングに適している場所を聞いておく。

シュノーケリング初心者やカメねらい、マンタねらい、ジンベイねらいなど見たい大物が決まっている場合はリゾートのシュノーケリングトリップに早い段階(到着翌日とか)で参加することをおススメします!プロに聞いた方が確かですし、ポイントも教えてもらえる、他の情報も得られるなどお値段以上のこと間違いなし。

海に入る前に潮の流れと風を見て、行きはアゲインストで、帰りは流されながら帰ってくるイメージをもつ穏やかな海で部屋の前だけ行ったり来たりできそうならそれでOK!

4. 危険なことと危険な生物

基本的には安全な場所で安全な時にやって、海中の生物を過度に刺激しなければ危険なことはありません。ただ、シュノーケリング中に亡くなる方がいるのも確か。多くはパニックが原因です。落ち着けば大丈夫。あとはモルディブでも流れが速く波が高い時もあるので、禁止場所では泳がない!

ゴマモンガラ

危険な生物もいます。ゴマモンガラは一番気を付けたい魚。産卵時期には卵を守るため近づいてくるものには鋭い歯で攻撃してきます。すごいスピードで追いかけてくるのでかなり注意が必要。むやみに近寄らないように。

ムラサメモンガラ

同じモンガラの仲間のムラサメモンガラも同じ習性があるので注意。(Triger fish)

オコゼ

岩に擬態しているので見分けが付きにくいですが、オコゼは毒があります。基本的には岩の奥で隠れているので触れることはありませんが、間違って踏みつけたりすると大変。(Stone fish)

ウツボ

ウツボは鋭い歯を持っています。基本的には岩の陰にいるので指を出したりしなければ大丈夫ですが、気づかずに人間から近寄っている場合があるので要注意。(Moray eel)

カサゴの仲間

綺麗な花には毒がある、というように綺麗な魚にも毒があります。カサゴの仲間は赤くてひらひら舞うように泳ぐのですが毒があるので要注意。(Lion fish)

モルディブでもたまにクラゲが出ます。ただカツオノエボシのように猛毒をもつ種類ではないようです。しかし意図せずとも触れてしまうとピリピリとした刺激を感じることもあるので、それを避けるためには場所を変えたり、時間をずらしたり、別日にしたりする方がいいかもしれません。(Jelly fish)

オニヒトデ

サンゴやひとでによっては毒のある種類もあるので、むやみに触らない。写真のオニヒトデはサンゴも食べてしまう厄介者で、たまに大量発生します。

5. モルディブで見られるサメ

サメ

危険な生物と言えばサメを思い浮かべる方も多いと思いますが、モルディブでシュノーケリング中に見るサメは皆穏やか。オーストラリア等で遊泳中にサメに襲われるニュースを見ることがありますが、モルディブではシュノーケリング中には出会おうと思っても出会うことのない種類。ですので、モルディブでのシュノーケリングに限ってはサメのことは心配しなくて大丈夫です。

ツマグロ

一番よく見るのがツマグロというサメ。ヒレの先端が黒いのが特徴で優雅に泳いでいるのをよく見ます。赤ちゃんは群れで浅いところにいることが多いので桟橋やビーチで見かけることもあります。(Black tip reef shark)

ネムリブカ

ヒレの先端が白ければネムリブカ。昼間はあまり泳いでいることが少ないのでツマグロよりはレアです。(White tip reef shark)

コモリザメ

いつも岩陰でおとなしくしているのはコモリザメ。見つけるのはなかなか難しいですし、ネムリブカよりも出てくることが少ないですのでレア度は高いです。(Nurse shark)

アリ環礁に行ったら見られる可能性大なのがジンベイザメ。バア環礁でもたまに見られることもあるようですが、狙うならアリ環礁。ジンベイツアーに参加。それでも見られなかった、という声多し。私もまだ見ていません。(Whale shark)

6. モルディブで見られるカメ

モルディブで見られるカメは二種類、タイマイ(Hawksbill turtle)とアオウミガメ(Green turtle)です。

タイマイ
アオウミガメ

シュノーケリングではタイマイを見ることが多く、ダイビングではアオウミガメを見ることが多かったです。カメは住んでいる場所が決まっていて行動範囲がさほど広くないのでタートルシュノーケリングツアーに参加すればほぼはずれなく見ることができるはずです。

ただ、ツアーに参加してもガイドさんとは見つけられたカメの数が違っていた、という話を聞いたことがあります。つまりカメもじっと隠れていると見つけにくいということです。

タイマイ
アタイマイ

タイマイはふちがギザギザの甲羅で汚れていることが多く、顔が鷹のようにとがっています。アオウミガメは甲羅が綺麗で丸い形、顔も丸みをおびています。見分けられますか?

7. マンタとトビエイとアカエイと…

このことを書きたくてこれを書き始めたと言っても過言ではありません。

マンタ

モルディブではマンタが見られます。マンタねらいなら雨季のバア環礁に行くのが一番です。シュノーケリングでマンタが見られるなんて!とマンタ好きにはたまらないです。ただ、その時期は雨季ですし、マンタのエサになるプランクトンがたくさんいて透明度もよくありません。同じく雨季には環礁の東側(OLHUVELIなど)で見られる可能性があります。
そして乾季なら、環礁の西側(BODU HITHIなど)です。ちなみに空港にも赤ちゃんマンタが現れることがあります。迷子だと思います。(Manta ray)

トビエイ

マンタとよく間違われるのがトビエイです。モルディブではシュノーケリングでもたまに見かけるのですが、一般的にはかなりレアです。マンタと比べると小さめで顔がとがっているような感じ、しっぽが長いです。背中に白い斑点があります。(Eagle ray)

アカエイの仲間

リゾートのエサやりショーなどで必ずと言っていい程見かけるのはアカエイの仲間です。形が丸くて大きいです。マーレの魚市場の前の海にもたくさんいます。(Sting ray)

8. モルディブで見られる魚

ニモ

まずはニモ。(anemone fishの名前からnemoです!)モルディブで見られるのはいくつか種類がありますが、特にモルディブアネモネフィッシュはモルディブやスリランカ周辺にしかいない固有種です。

パウダーブルーサージョンフィッシュ

パウダーブルーサージョンフィッシュもインド洋固有種です。普段は単独や数匹で行動していますが、捕食の時は群れになります。ちなみにドリーでおなじみのナンヨウハギとは厳密には違います。(Powder blue surgeonfish)

チョウチョウウオ

チョウチョウウオの仲間もたくさんみかけることができますが、ブラックピラミッドバタフライフィッシュはモルディブでは普通に見ることができるのですが、実はインド洋にしかいない固有種です。( Black pyramid butterflyfish)

ブダイ

ブダイの仲間はサンゴや岩を削りながら藻を食べます。よく耳を澄ませてみるとガリガリと結構大きな音が聞こえます。(Parrot fish)

9. よく知るともっとおもしろい

ツバメウオの幼魚は枯れ葉にカモフラージュしていてヒレが長いです。成魚はスペードの形になるので別名Spade fishとも呼ばれます。人に懐きやすい個体もいます。(Bat fish)

ツバメウオ
ツバメウオ

通称「阪神タイガース」はまさに阪神カラー。ムスジコショウダイというのが日本名。幼魚は泳ぎ方がぎこちないというかくねくねと泳ぎます。(Oriental sweetlips)

ムスジコショウダイ
ムスジコショウダイ
ブラックアイラビットフィッシュ

魚は種類によって、単体でいるもの、数匹でいるもの、群れるものなど特徴が決まっています。ブラックアイラビットフィッシュはいつもペアでいます。(Black eye rabbit fish)

クマノミ

クマノミに近づこうとすると、こちらを向いてくることがありますよね。これはかわいいけれど、威嚇しているんです。

10. 案外知らないかも

サンゴ

日焼け止めクリームを顔に塗っているとマスクが曇りやすいです。クリームを落としてからマスクを装着した方がいいです。それでも曇りやすい場合は食器用洗剤かハンドソープでマスクを洗うか、唾で応急処置をすることも可能です。

日焼け止めクリームに含まれる成分がサンゴに悪影響を及ぼすということでパラオ等では持ち込み禁止・使用禁止になっていますが、モルディブでは現時点では使用可能です。

サンゴで手足を切ったり擦ったりしてしまった場合、軽く思わずに消毒した方がいいです。心配なら迷わずリゾートのクリニックへ。パラオにいる時、私の友達がそれを放置した結果、サンゴの毒素にやられて数カ月痛みに苦しんだ後、傷口を切開することになりました。

魚は基本的に朝早く6-7時くらいが捕食中なので一番活発です。逆に2時過ぎ夕方近くは魚の数も少なくお休みモードです。もちろん天候や潮の干満にもよりますが。

魚の活動は月齢と潮の干満に左右されています。こだわる人はこれもチェック!弊社のヘビーリピーターのお客様の中には空港ご到着時に日の出日の入りの時刻を確認されるかたもいらっしゃいます。


↓↓↓下記画像から「シュノーケリングガイド(PDF版)」をダウンロードできます↓↓↓
魚




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